概要
本計画は沖縄県北中城村の高台に建つ住宅の改修プロジェクトである。
築 50 年程経つこの住宅は、リビングの船底天井が印象的であったものの
住み手が米国人から日本人へと変わり多くの改修が加えられ 統一感のない和洋の意匠が散見された。
その中で施主から求められたのは「建物全体の統一感の創出」「不動産価値を高める LDK」
まず、基本計画として 統一感を出す配色計画を全体・各洋室ごとにまとめた。
LDKの間仕切壁 は解体、30 坪の一体的な LDK からプールと庭、⻄海岸の景色を楽しめる計画とした。
当初より印象的であった木仕上のリビング船底天井は、そのまま 活かすことで LDK を特徴づけている。
構造計画として、解体箇所は築年数上最低限に抑えた計画としている。
外部は屋上防水塗装及び外壁・塀の補修を主とし、全体を整える計画とした。